友達が出張で遠くは九州へ飛び立ってしまった。期間は1ヶ月。なんだかんだ言っても寂しいものです。がんばれぐっちー!


昨夜は、密かなジャズ遊びをしておりました(暗い)。例えば、ロリンズのyou don't know what love is をきいたら、同曲繋がりでコルトレーン演奏のものを、その次はアニタが歌ったものを、というように意図的にランダムになるように繋いでいくのです。これは楽しい(笑)久々ジューンクリスティとリタライスの歌うI shoud care の違いを発見したり。同じeasy livingでもハリー・スイーツ・エディソンとクリフォード・ブラウンでは全く違います。


とそんなことをやっておりましたら、ふと気が付きました。いま自分のジャズディスクは、誰もが名盤というような150枚程度なのだけど、なかなかどうしてCDトレイに載らないものが何枚かあることに気が付いたのです。それは書くのも恥ずかしいような名盤なのですが、これが分からない。音楽の本質は慣れ、です。好悪はともかくストイックにきいてみることにしました。以下(→は後日談) 環境もちょっと高めのビクターのラジカセでもきいてみました(BOSEみたいな音です)。

サキソフォン・コロッサス/ソニー・ロリンズ
(大名盤なのはよーく分かりますがあまりトレイにはのりません)
→やっぱりいいなあ。

アート・ペッパー・カルテット(タンパ盤)/アート・ペッパー
(今のスピーカーはアルトの音がきつい、内容より音質によるところが大きい)
→やっぱりいいなあ。

アワマン・イン・パリ/デクスター・ゴードン
(これも同じくテナーの高い音がきついという理由)
→やっぱりいいなあ。

クール・ストラッティン/ソニー・クラーク
(同じくここでのマクリーンのアルトがきつすぎる)
→これを何回きいたことか。やっとマクリーンのアルトに慣れた。しかして、くー、たまらん!というところまではいかず。

ブラウン&ローチ/ブラウン&ローチ
(同じくブラウニーのハイノートヒットがきつい)
→先日の渋谷帰りのパーカーと同じことがブラウニーでも起こりました。感動。

セロニアスモンク・トリオ
(間の取り方がどうしても、こっちの生体タイミングをずらされるのが不快)
→彼は、サイドメンできくのがまだ精一杯です。バグスグルーヴなんて最高なのだけど。

ルイ・アームストロング
(説得力のある力強いトランペットの音がきつすぎる)
→すぐに最高だ!と叫びました。

すいません。ホント大名盤ばかりなんですけど、今のシステムと相性が悪いのもかなりあるし、ていうかそれだなあ。しかして他のジャズファンさんの方の再生機器の音をきいた事がないのでなんとも言えないんですね(ラジカセできくファンもかなり多いとの噂)。ヨーロッパ製SPの美音では、その荒々しさが消えてしまうこともあるし。ジャズ本など読んでも皆さんかなり好みの偏った音を出しているように想像されるんですよ。オーディオに正解はありません。ただし自分との良い付き合い方を見いだすことは絶対できるはず。

BOSEなどで楽しくきくのが1番なのかなあ。(HMV渋谷のジャズフロアーのSPがすべてBOSE301なのには驚きました)


かなり聴く音質によっても左右されそうですねこれは。オーディオには答えはないので困ります、どこで妥協するのか、どんな音を出したいのか。そんな面倒な事を考えるならやっぱりBOSE…と延々の堂々巡り。しかしBOSEはなあ…と。
長岡式バックロードホーンやバスレフのお手軽キットを見つけたので作ってみたいのですが…。ウーン。久々、コロンビア時代のロクハンフルレンジでも引っ張りだしてみようかなあ。ウーンウーン。