ネットを辿っていったらdreamingさんという素敵なページをみつけました。過去ログのページをみると、なんと96年まであるんですよ!そこに綴られる日記を読んでいると当時の気分とかぶわーっとなって感傷的になりましたよ。オリーヴ少女、とか大学生(当時)とか学祭とかバンドとか渋谷系、オウムサリン、いろいろキーワードが重なってしまうこの世代の人はおそらくゲットワイルドでいうところの世代と被っており、なおかつ団塊ジュニアの世代であり…、楽しかったよ90年代…つって涙が。

 いつのまにか2004年であり、20代後半であり、今は今で楽しいのだけど、あの頃の空気感は持ち続けたい!と思っていたはずなのにもう相当薄れている訳で。これはどの世代にも共通する20代後半から見た学生時代への郷愁なのだろうか。

 最近の日記の傾向が何処を見ても基本的にサバサバしてるというかドライというか、突き放した目線というか、そんな中でweb自体が黎明期だった96年の文章というのは既にdreamingさん個人のものでありながら同世代の共通認識まで広がってしまうというか、時、空間共にぽっかりネットの宙に浮いてとにかく胸をかきむしられるように懐かしかった訳です。

 でこういった気分は今現在20歳の人には伝わらないだろうし、逆にウェット過ぎて気持ち悪がられるのかもしれない。

 でも例えばコチラの日記を読んで思うに基本的には96年の僕もおそらく似たようなことを考えているのだけども、単に環境が変わっただけで。それはやっぱ一回性故に永遠みたいな部分なのかもしれないね。