とオーディオ話を少し。先日ともだちにもらったDCPRG@渋谷AXのライブを通して見ました(3時間!)。この前は見ていてすぐ飽きたんですけど。1曲目(どうしてもホーン隊の練習風景に聞こえてしまって…スイマセン)が長すぎたのね多分。それと音。ふだんフルレンジという小さいスピーカーで音楽を楽しんでるんですけどもDCPRGはギター×2、ドラム×2、パーカッション、タブラ、ベイス、キーボード×2、CDJそれにソプラノサックス、テナー、ペット等のブラス隊と、とにかく音数が多いのでコレはもう少し大きなスピーカーじゃないとダメだなと、久々3wayの大きなやつをわざわざ引っ張り出して見たのです。映像中断してSPを運ぶ姿は間抜け。

 内容は、途中からガンガン盛り上がってきて久々背筋がぶるっとしましたよ。今日見て特に印象的だったのはキーボード坪口さんの音色選びのセンスの格好良さ、それからタブラの不思議な音色、菊地さんのおおげさな酔った感じの指揮。ソプラノもテナーも素敵なソロを取っていると思うのだけど、耳を奪われるのは、ベース、キーボード、タブラ、パーカッション、ドラムというある意味リズム隊。しかし僕は音楽の理論を全く知らないけど、よくこんな複雑そうなコトをやってるなあと、思いましたよ、ハイ。

 こんなに夢中に誰かアーティストのライブビデオを見るのは、中学の時のボウイライヴや最近ではモンク、コルトレーン、マイルス以来です。ああ、ええもん見た。

 この場所に居た人は幸せだったろうなあ、と。そりゃあセックスもするだろうなあ、と。(3/28分)まさにデートコース。


 でも、おそらくライヴには行か(け)ないと思う。もうずっと踊ってられる歳ではないし、DVDなら途中に珈琲も飲めるし、トイレも行けるしね。(ああコレがホームシアター流行りの原因かも…)。ともあれ7日に発売される、菊地ソロ・ジャズアルバムがますます楽しみになったのでした。