ベートーヴェン:交響曲第7番週末はちょっとした用事で新潟へいくことに急遽なった。三条燕市というところまで行くのだが、東京からは一度越後湯沢まで行って、そこから地震のため迂回としてバスに乗って長岡まで。そして長岡からまた新幹線に乗って、三条燕市だ。地震の影響で通常2時間くらいのところを倍の4時間かかる。。それは、まあ、仕方ない。

バスに乗って少し退屈したので、持ってきた3枚のCDの中からフルトヴェングラーの第7番を選んで、ウォークマンで聴いていると、川口町に入った時点で今回の地震の爪痕を感じ得ずには居られない光景が広がった。その光景と…このベートーベンが録音された、敗戦直前のベルリン…。何かが重なって胸の奥がかきむしられた。

この旅中に持っていったCDは3枚だったが(フルトヴェングラーの7番とプライマル・スクリーム「バニシングポイント」、矢野顕子「ホントのきもち」(これは途中で買った))、この7番が結局今回の旅のテーマになってしまった。

うすうす気が付いてはいたが、クラシックにおける同曲異演の意味が分かったような気がした道中だった。

すべてはジャズをもっと知りたくて「DJ」を買ったことにはじまる。かれらにしてみればフルヴェンもジャズ以上にジャズを感じさせる何かなのだ(笑)

DJ

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