困ったときにいつも的確なアドバイスをくれる彼女。同じくらいの何かを自分は返せているのだろうか、と思った。

今日のサニーサイドジャズカフェを読んで、我が意を得たりといった感じだ。

なんでも寺島さんはネットをはじめたらしい。初心者ならではの意見が的を射ている。そうそう、ぼくも最初はそう思ったものだったし、気も使っていたのにと、初心を思い出させてくれた。

曰く、ネットは見る物。読むのは書物。だから文字も大きく、段落の行数も3行までが限界。

そうそう、そうなのだった。ぼくもやたらフォントの小さいサイトや、これからはじめて読むのに、膨大な文字数が並んでいるとくらっときたのを思い出した。それでデザイン、フォントを元に戻してみた。



近頃のぼくは、頭がこちこちに固まっていて、半ばやけになって理屈っぽくなっていたんだけど、それはやっぱり自分らしくない。思ったことを素直に書くということのいかに難しいことか。

寺島さんはやっぱり文章が上手い。ジャズへの偏見云々ともかく氏の本が売れるのはひとえに面白いからだ。紹介されたCDの内容よりレビューのほうが面白いことが、多々ある。

なにかここのところ胸に支えていたものがすっと消えたようだった。元の場所に戻れるだろうなという安堵感は筆舌に尽くしがたい。