思い出

一日中雨なのででかけるのもおっくうだったのですが、家に籠もっていてもそれはそれでくさってしまいそうなので、適当に車を走らせました。彼女に僕の母校を雰囲気だけでも…と見せてあげようと向かったら、運がよいのか文化祭の真っ最中だったのでお邪魔してきました。

 女子高生もとい高校生の熱気にあてられて、当時の思い出が走馬燈のように巡る巡る。しかしさすがにこの年になると誰も声をかけてくれません。二度と帰らない青春時代。しみじみしながら校舎をあとにしました。

図書館で、

ジョージウォリントンアットハーバースクエア

スティット、パウエル、ジョンソン

ワードオブマウス

ポートレイトインジャズ


いちばん良かったのはソニースティット。49年録音のノイズを気にさせないほど好きな演奏でした。エヴァンスのポートレイト〜はなんと初聴!これまた素晴らしかった。ところで先日チャーリーパーカーの伝記映画「バード」を見たのですがそれ以来耳が検事から弁護士に変わってしまいました。何をきいてもほほがゆるんでしまう。


マイフェアレディを見ている最中に大きな地震。ついに来たか!と思いながらも直下型ではないなと即時に判断。しかし地震の探知、当たりましたね。これは凄い。

ずっと読みたかった安原顕の「上野桜木ジャズ日記」が図書館で見つかりました。黒田恭一の「クラシックのおすすめ」も。図書館に通うようになってまだ一ヶ月ほどですが、常に回転してるのがおもしろい。先週なかったCDや本があることあること。ようやくグリーグペールギュントを見つけたり、マイルスのパリコンサート('49)を見つけたりしたのですが、点数オーバーで借りられず。これが次回行くと無かったりする。

黒田さんの本でー
はじめてジャズをきくなら、という質問に黒田さんはミンガスの直立猿人、Gさんはワルツフォーデビー、Aさんはアルバートアイラーと。ワルツ〜は確かに一聴、ききやすいしとっつきやすいけれど実はジャズの濃密なエッセンスが詰まっていてそれはかなりジャズをきかないと分からないので、ジャズってこんなものか、おしゃれなバーで流れるような…かるいもの、と見なされてしまう。それなら最初からゴリッとどろっとした黒いミンガスをきいたほうが…というのが黒田さんの意見。この意見には大賛成。しかしジャズを人にすすめることほど難しいものはなくて、歴史的名盤は個人にとっては名盤たりえないし、それ以前に知れば知るほど、そんな!僕が言えるほど…と謙そんしてしまいます。最近は「今、自分が好んで聴いているもの」を書くだけにとどめています。はじめにどんなジャズと会うかは、人脈含めほとんど運や偶然なんでしょうね。