スポーツクラブへ。筋肉もスタミナも少しずつ戻ってきた。

 最近能動/受動について思うことがあって僕の趣味のひとつは音楽「鑑賞」ですがかなり受動的な趣味な訳で。それの善し悪しをどうこう言うのではもちろんなく脳に与える「達成感」との連動の問題。どんなにちょっとした肉体運動でも達成感はあるし自分がその行為に参加しているという主体感覚は間違いなく感じられます。でも音楽鑑賞にはそれがない。もちろん無いのがいいトコロで、頭を空っぽにしたいときや浸りたいときに丁度良いと思うのだけど。例えば僕がジャズをガッツンガッツン聴いていって息詰まってしまったのはライブに行けなかった事も理由だけど基本的に受け身だからなんじゃないかとも思った。人間の全体的行動の中で能動/受動のバランスは特に趣味において同等か意識的に能動が上位になるくらいのほうが自分的にはよろしいようだ。大好きな音楽で能動的行為(演奏)を発揮できないので運動で補償する具合、ともとれる。
 もちろん日々の仕事は能動なのだけど「からだを動かす」という肉体的感覚(ゲットワイルド!)が実はもの凄く大事なのに理屈をこねすぎて忘れていたような気がした。
 

 元々「うつ」気質の方には有酸素運動は回復の助けになることはしっていたけども回復期にあるパニック障害患者にも効果があるとは思わなかった。正しくはこんなにも効果があるとは思わなかった。

 id:sabioさんが73年の山下洋輔トリオライブについて熱く語っておられて実はソレ僕もきいてみたかったので次ぎにきいてみます。この頃の邦ジャズは凄かったようで今聴いてる渡辺貞夫の69年作「チャーリー・パーカーに捧ぐ」なんて飛び上がるほど素晴らしい。無伴奏ソロを吹きまくるのだけどそれが最高にかっこいい。この日調子が悪かったヒノテルを気遣ってブロウしまくったって事なんだけどナベサダのブロウが凄すぎて誰も入るきっかっけさえ失っているのが分かる。ようやく入ったヒノテルのソロも調子が悪くてもこれくらいはできるぜ、といった感じでバリバリと吹いている。この頃の邦ジャズの凄さを再認識。もっと知りたくなりました。