輸入権の問題でよく考えるのは、
極端な話今現在持っているディスクや図書館をライブラリの延長ととらえれば、
きっと飽きるまで聴くことだって難しいだろうし、
新しい音楽を聴きたければライブハウスに出かけていって、未知のジャズマンを発掘すればいいんじゃないかって。

という前振りで再聴の喜び。
買ったまま聴いてなかったダグ・ワトキンス・アット・ラージをもう一度聴くと良いんだコレが!
最近コレとバルネ・ウィランを聴くことが多いです。

良質なハードバップなのだけど、暗くない。トーンが明るい。不思議な盤です。
ドナルド・バードのトランペットに絡むハンク・モブレーのSAX、力強いデューク・ジョーダンケニー・ドリューだったかも)のピアノ、色をそえているのはなんといってもケニー・バレルのギターです。そして屋台柱ワトキンスのダンッダンッというしなやかなベースはベースファンにはたまりません。

LP界では超名盤らしくオリジナル盤は何十万もするそうです。
CDでも復刻されたのは最近で、またいつぞや廃盤になるか分かりません。
こういった幻の名盤再発に関しては日本のレコード会社は凄い!ということになるのですが、
そのうちCCCDなどで再発なんてことにならないことを祈るばかりです。