アウトオブクール。

とても美しい響きなビックバンドアレンジ。
ビックバンドと言ってもベイシーのような直球のものでなく、たぶん変化球だらけ。ジョニーコールズのトランペットは美しいとしか言い様がない。朝から聞けるたぶん唯一のビックバンド。
クレーの絵みたいなんだよね。
今一番好きなジャズかも。

Out of the Cool

Out of the Cool

結婚記念その後

娘を親に預けてふたりで中目黒へでかけた。こんなのは二年ぶりですなー。
レストランのご飯も美味しかった。
中目黒の裏道を通って昔嫁さんがこちらへ引っ越してくる前に住んでいたあたりを
歩いてみた。込み入った住宅街なのであまり景観は当時と変わらない。
結婚記念ということでご飯を食べに来たので、普段昔話をほとんどしない(昔話どころか話もあまりしない)嫁はんと
昔話に花を咲かせた。その後嫁はんが住んでいたマンションへ行ってみた。
住んでいた部屋を記念撮影。うーんどう考えてもあの頃の延長に今があるのだが、
当時はまったく想像できたかったよ、こんな風になるとは。
中目黒からバスに乗り換え渋谷へ。
渋谷なんてまじ行かないしwとか思ってたんですけど、めっちゃくちゃ楽しかった。
なんだあの若い人のるつぼのようなエネルギー。109に生まれてはじめて入ったよ。

まぁそんなちょっとしたデート。
毎日の生活圏からエクステンドするって大事だなーと感じたです。
逃避というよりは毎日の生活(良し悪し含む)の中で、凝り固まった心(結婚の弊害、もしくは「生活」)
を伸ばすってのはとても気持ちよかったです。
出あって8年、結婚してもう4年、まだ4年。。
これからも色々ありそうですがこの家族で乗り越えていきたいっすな。と言った。
もちろんこれまで支えてくれた人たちへの感謝もこめて。

6月9日は結婚記念日。

今日は休みだったのでCDを売りに行きました。
家に戻ると郵便受けに荷物が。
開けると中からCDが…!!!
なんとお友達が結婚記念日を覚えていてくれていてCDを送ってくれたのです。

3枚もいただきました。本当にありがとうございます…!!!

1枚はブルーノート70周年記念ダイジェストサンプラー盤。
僕がジャズにハマった時は60周年記念盤だったからもう10年になるのですね。
50曲全曲知っているという己のブルーノート好きさに呆れながらも、
驚いたのは「音」です。良いか悪いかは好みが別れるところですが
もう10年前と全く違うんです。実にマイルドなんです。
私はめっちゃ好みです。演奏はフルでは入ってなくて、1分30秒程度なので
オーディオチェックに活躍してくれそうです!
もしやアナログの音ってこんな感じなのかしら?

もう1枚はナットキングコールの2009年コンピ。
何度も聞いて来たナットキングコールですが、これまた「音」。
時代の進歩は凄いですな。彼の声はもうたまらん枯れ声ですが、
実にグッと来ます。
同じアーティストや曲なのにリマスタリングで全然変わる。
まぁそうやってモダンジャズは何十年も繰り返しドロップされてる感じがします。
ちょっと阿漕な商売?と思っちゃうけど、確かに好みのマスタリングってあるんですよね。
5年位前のブルーノート再発は好みではありませんでした。


もう1枚はラヴェルマメールルワ」をサイモンラトル指揮、ベルリンフィルで演奏したものを
いただきました。これがまたタイムリー。3月頃ラジオで「マメールルワ」録音して何度も
繰り返し聞いていたところだったのです!これは収録時間が長いのでこれから聞いていきます。

本当にほんとうにありがとう。

こんな遠い友人まで、そして記念日まで覚えてくれてるって凄すぎるというか
それは誰からも愛されてしまうだろうしルックスもとびきりの美人さんなので
天はいくつものタレントを彼女に与えたのだろうか!と思ってしまいました。

これほど嬉しいことってなかなか無い。ありがとう。。

上半期

ウオ、日記を書かないうちに半年経って居るッ!!
みんなげんき〜?俺まぁまぁ元気!

娘もすくすくいい子で育って7月で2歳になります。
二人目も順調で、予定は10月頃。まだ男の子か女の子かは分かりません。
2009年後半もにぎやかになりそうであります。


最近は細野さんをあらためて聴いてまして

メディスン・コンピレーション

メディスン・コンピレーション

メディスンコンピレーションを就寝のお供にしております。

その他ではちょっとアメリカンロックにはまってしまい

イフ・ユアー・ロンリー

イフ・ユアー・ロンリー

エリックカズやドニーフリッツを聞いておりました。

プローン・トゥ・リーン

プローン・トゥ・リーン

今は割と基本に立ち返りディープパープル聞いて発散したりしてまする。

ライヴ・イン・ジャパン(紙ジャケット仕様)

ライヴ・イン・ジャパン(紙ジャケット仕様)

あと印象的なのは、こちらを手に入れてからHDDの音のよさにびっくり!
ジュークボックス的な使い方もさることながら、ラジオをエアチェックしたり
CDを録音したりして楽しんでおります。インドアリスナーなのは変わらないですが。
とってもいい玩具です。
なかでも曲調を分析して「朝」「昼」「夜」「真夜中」「ヨガ」「カフェ」「スローライフ」等々
十数種類に曲を分類して流してくれる「おまかせモード」はめっちゃ楽しいです。
自分の為だけのDJが居るような感覚でっす。

SONY ハードディスク オーディオレコーダー NAC-HD1

SONY ハードディスク オーディオレコーダー NAC-HD1


そうそう今まで聴いたことが無かったピクシーズに感動したり、ホセジェイムスのボーカルにはやられました。
ニコラコンテ、ジャイルスピーターソン経由で知ったボーカリストですが、生音のバックに
(特にウッドベースの音が最高!)に神秘的なボーカル。これは良いな、と思いました。

サーファー・ローザ&カム・オン・ピルグリム

サーファー・ローザ&カム・オン・ピルグリム


The Dreamer[日本語解説・歌詞対訳・ボーナストラック付き国内盤] (TRCP21)

The Dreamer[日本語解説・歌詞対訳・ボーナストラック付き国内盤] (TRCP21)


本をほとんど読みませんでしたが、図書館でなんとか借りれて面白かったのがドラッカーだったので。
これから彼の別の本を読んでいきたい。まずはプロフェッショナルの条件かしらん。

アンドルーマンゼ

ここのところ遠ざかっていたクラシック、久々聞いてみるとジーンとする。
このディスクには表情豊かなバイオリンとフォルテピアノ(おそらく古楽器
が使われていて、脳を洗濯されるような感覚に陥るのだ。
1スピーカー再生でもホールトーンまできちんと出ます。
これを聞いて心打たれて涙腺が緩みました。やっぱクラシックもいいなあ。
たぶん2005年にこのCD買ったときも同じようなことを書いた記憶がある。

ここ数日、我が家は家族三人がウイルス胃腸炎というバイオハザード状態…。
ようやく皆回復してきましたが、個人的には人生でこんなにお腹痛かったのはじめて。
皆さんもお気をつけ下さい。人間…腹が基本です…!!

ライフ・アフター・デス

ライフ・アフター・デス

(試聴可能)

何度聞いても最高な故ノートリアス。この声が……。
ヒップホップのトラックの中では割合キャッチーな部類に入るのだろうか。
とても聞きやすい。もう10年以上前の作品であるが。
たまにズンタンズンズンダンというのを聞きたくなるのである。

最近はスピーカー1台で、ステレオ音源もモノラルにmixして聞いています。
フォステクス163にツイーター付いてるだけのワンスピーカー再生です。
オススメです、この聞き方。

娘が風邪。親はハラハラ。医者にえばられたりしながら。
ウイルス性胃腸炎。早くよくなりますよう。

僕自分も大変な時期なので免疫下げないようにしないと。

■今日感動した文章。

随分前のものなのかな?

無趣味のすすめ ―村上龍

まわりを見ると、趣味が花盛りだ。手芸、山歩き、ガーデニング、パソコン、料理、スポーツ、ペットの飼育や訓練など、ありとあらゆる趣味の情報が愛好者向けに、また初心者向けに紹介される。
趣味が悪いわけではない。だが基本的に趣味は老人のものだ。好きで好きでたまらない何かに没頭する子どもや若者は、いずれ自然にプロを目指すだろう。
老人はいい意味でも悪い意味でも既得権益を持っている。獲得してきた知識や技術、それに資産や人的ネットワークなどで、彼らは自然にそれを守ろうとする。
だから自分の世界を意図的に、また無謀に拡大して不慣れな環境や他者と遭遇することを避ける傾向がある。
わたしは趣味を持っていない。小説はもちろん、映画製作も、キューバ音楽のプロデュースも、メールマガジンの編集発行も、金銭のやりとりや契約や批判が発生する「仕事」だ。
息抜きとしては、犬と散歩したり、スポーツジムで泳いだり、海外のリゾートホテルのプールサイドで読書したりスパで疲れを取ったりするが、とても趣味とは言えない。
現在まわりに溢れている「趣味」は、必ずその人が属す共同体の内部にあり、洗練されていて、極めて安全なものだ。考え方や生き方をリアルに考え直し、ときには変えてしまうというようなものではない。
だから趣味の世界には、自分を脅かすものがない代わりに、人生を揺るがすような出会いも発見もない。心を震わせ、精神をエクスパンドするような、失望も歓喜も興奮もない。
真の達成感や充実感は、多大なコストとリスクと危機感を伴った作業の中にあり、常に失意や絶望と隣り合わせに存在している。

 つまりそれらはわたしたちの「仕事」の中にしかない。

(出典:『GOETHE』特大創刊号 P.27 /幻冬舎


ちなみに今、僕には「趣味」と呼べるような何かが無い。強いて言えば家族、仕事?うーん?てな感じ。

1ヶ月ほど前に、なんとなく気になって買ったラリーカールトンの「ストライクトゥワイス」。
なにげに気に入って枕元のポータブルプレーヤー占有率は高い。
この時期は「ルーム335」が入っている「夜の彷徨」のほうが有名らしいのですが、未聴。
駆け上がるようなドライブ感もいいんだけども、ラリーカールトンのギターの音色には、
うーーん、いいねえ。。っと唸らされてしまう何かがある。
引出しもとても広いし、作曲もとてもいい。
今までまったく知らなかったアーティストだけれども、これから開拓していきたくなった。
それは見栄というより、このギタートーンをもっと聞きたいから。
最新作の「ファイヤーワイヤー」も実にいいアルバム。
一聴、とても地味なので即「いい!」という感じにはならないですが、じわじわ後でジーンのパターン。

ストライクス・トワイス

ストライクス・トワイス

ファイアワイヤー

ファイアワイヤー


「ルーム335」


きょうもう一枚買ったのは「モンクスミュージック」。
ジャズは今はあまり聴かないけれど、525円(!)ということもあり買ってしまった。
モンクがミスることで有名な盤。以前に友達に借りたときはヘンな盤という印象しかなかった。
もう4,5年前の話。今は「あージャズのよさってこれだよなぁ(私にとって)」とほのぼのしてしまった。
モンクは熱血ジャズファン以外からも支持されるのはこんなところにあるんだろうなあ、と。

モンクス・ミュージック+2

モンクス・ミュージック+2